レタッチャーの仕事をフリーランスでこなす人が増えてきています。
レタッチャー(画像処理)は求人も多くあり、クリエイティブな人気職。自宅などで完全SOHOを構築してる人もいれば「ノマド(カフェやコワーキングスペースなどを利用)」の人もいます。好きな時間、好きな場所で時々リフレッシュを取り入れながらのビジネスモードはフリーランスのメリットでもありますね。
こなせばこなした分だけの収入がはいるので、仕事の配分も自分なりにコントロールできますが、逆に受注量が少なければその分の収入は当然減ってしまうというデメリットもあります。
画像参照:not.mu
レタッチャーとしてフリーランスで働く魅力
レタッチャーになるのに直接の資格はありませんが、Photoshopの各種民間検定試験があります。カメラマンではないのですが、カメラマンを含めたクライアントの要望に応えるために、まず写真について勉強は必須です。
いきなりフリーランスとして独立するには仕事の流れなどで戸惑うこともあるので、経験や実績を積むために、まずはアシスタントとして働くことも選択肢の1つです。
レタッチャーに必要なスキル
(1) 写真についての知識
構図や色彩など、最終的なイメージを共有するためにも基礎知識は必要。
(2) Photo Shopなどソフトウェアの使い方
レタッチするために必須のスキルです。
(3) コミュニケーション能力
細かな要望を反映させながら完成まで持って行くコミュニケーション能力が無いと継続的な仕事には結びつきにくいです。
レタッチャーの必要機材
(1) 高性能なパソコン
重い画像処理ができるよう一般的なパソコンより求められるスペックは高い。
(2) ソフト
Adobe Photoshopだけでなく、仕事に応じて他のソフトも使った方がいい場合もあります。クライアントから指定されることも。
(3) ペンタブレット
細かな修正作業をするために必要。
(4) プリンターと色評価台(色調などを正しく見るための機材)
良質なプリンターと色評価台はセットで必須となっています。
レタッチャーの魅力
(1) 作品が残る
制作物が残ることで、それを励みにすることができ、また、消費者を通して、いい仕事ができたときの反応を得られる。
(2) 力を合わせて完成品を作る
カメラマン、プロデューサーなどと力を合わせて完成品を仕上げていくのでチームの一員として機能する喜びを得られる。
③ クライアントに感謝してもらえる
感謝されるだけの仕事ができたときの喜びは大きい。
(3) 技術の発展性
都度勉強する必要はあるが、よりイメージ通りの作品に仕上げることができるようになっていくことで、そういった最新技術とともに発展していく仕事です。
(4) 完成品に最後に手を入れる
プレッシャーもあるが、制作物に対する満足感も得られる。
画像参照:Cool-worker
海外と日本のレタッチ事情の違いとは?
日本と海外、広告写真の違い
同じブランドの同じシリーズの中でも、海外で売られている商品、日本で売られている商品とでは、カラー展開やパッケージなどが違うことがあります。
肌はツルツル!が当たり前なのは日本特有?
日本の雑誌や街頭で見かける化粧品の広告って、基本的に映っているモデルはみんな肌がツルツルですよね。でも海外の場合。シワは普通に残っているし、毛穴も結構目立っている広告、結構あります。実際にアメリカのデパートやドラッグストアなどで化粧品売り場をチェックしてみると、意外にも日本のように執拗にレタッチしている、という化粧品広告はあまり見かけません。
ファッション誌の違い
海外の雑誌って、紙質からボリューム、内容も結構違います。日本の方がサイズも大きいものがほとんどで、紙質もよくてページ数もほぼ倍。比べると一目瞭然!一番上が日本版VOUGEです。情報だらけの日本版に比べて読むより見て楽しむもの、といった印象があります。
画像参照:「レタッチいろいろ。フリーランス主婦いろいろ。」
スキルを身に着けるための第1歩
基礎を学ぶ
やはり基本的なことを学ぶために自分投資は必要。お薦めのスクールはデジタルハリウッドやストリートアカデミーです。
Adobe社の代表的なアプリケーションである Illustrator(イラストレーター)とPhotoshop(フォトショップ)の基本操作から応用テクニックまでを学びましょう。
画像参照:デジタルハリウッド
写真の補正やレタッチ・合成をしたいなど・・・ニーズにあったアプリケーションの使い方を、初心者にも分かりやすく指導します。授業は、Zoom(ズーム)を使って実施いたします。お申し込み後、ログイン用のURLをお伝えいたします。

まとめ
もともと制作会社などで経験がある人はすぐに入りやすと思いますし、本業をしながら空いた時間にスキルを身に着ける場所を見つけて勉強してもよし。もともとレタッチを含め、制作に携わる仕事はほぼデスクワークですのでフリーランスには向いてると思います。それぞれのモチベーションもあるかと思いますので、自分にあったライフワークを見つけてみてはいかがでしょう。