
2年前と比べ、圧倒的に在宅ワークや副業などの募集が増えています。
広範囲に渡り募集がある中、「シニア応援」たるカテゴリーも良く目につくようになりました。
技術やスキルがあるのに企業の定められた定年という枠で仕事をリタイアせざるを得ない状況の中、いまや人生100年時代、まだまだ働き盛りの60代の方々の働く場所はあるはず。
そんな中今まで得たスキルを活かしてフリーランスエンジニアを目指す人も少なくないですよね。
継続的に契約していけるお仕事ができれば尚更安定した収入が見えてきます。またフリーランスの魅力は何と言っても定年がないことです。
60歳からのフリーランスエンジニア
定年後の生活にかかる1ヶ月の消費支出のシミュレーションでは約30万かかるとみられます。
年金だけではちょっと厳しいのが現状。もちろん70歳を超えたくらいで25万、そして80歳になるころには交通費や娯楽費等も下がるので20万くらいと推定できるのだが、やはり60代ではもう少し貯えが欲しい所。
画像参照元:マネーポスト
汎用型のスキルだったからこそできること
60代というと殆どのSEエンジニアは汎用型系システムを駆使してきた世代。しかし近年、この汎用系コーティング(COBLE)などからWeb系基幹システムへ移行する企業が増えてきています。
新規事業での立ち上げなら、いきなりWeb系基幹システム導入もスムーズにできるSEも、旧態のシステムから移行するには、やはり汎用型システムの知識が必要となってきます。
汎用系もWeb系もどちらも理解できるSEというのはなかなか存在しません。特に金融系などは丸ごとWeb基幹システムに移行するなどと長いもので1年かけての大きなプロジェクトも入ってきます。新しい構築から古い構築を学ぶ必要性はないですが、古いものから新しい構築への学びを得ることが出来たら、まだまだ中小企業においてはニーズが沢山ありますので、重宝されることは間違いありません。
こういった、古くからのシステムから新しいシステムに移行することができる技術があれば鬼に金棒、大きな案件に出会える可能性も夢ではありません。
現役時代の収入にこだわらない
現役時代、コーティングやJavaやPHPなどかなりのスキルを持っていて、月収も60万はくだらなかった人でも、これからはフリーランスで楽にやりたいと思ったら、同等の単価で求めてもなかなか案件は決まらないと思っておいた方が最初は賢明です。
やはり「若く知識が高くて安価な人」に持っていかれてしまうケースが殆どです。ここは割り切っておくことも必要でしょう。
ただし、ベテランということで信頼度は当然高まりますので、信用が定着すれば安定した収入に繋がっていくことは間違いないありません。
テレワークや副業、在宅だからこそのコミュニケーションツールが大事になってきますね。
エージェント契約を結ぼう
フリーランスで始めようというとき独自ではなかなかお仕事探しは困難なもの。エージェント登録をしておくのもいいでしょう。
エンジニアとしてのキャリア相談や企業情報をキャッチできたりします。
下記サイトなどが老舗でおすすめのエージェントです。
50歳、60歳応援 フリーランスエンジニアは安泰なのか
実際大手企業においてはエンジニア不足もあり、経験年数の少ない若者よりベテランのエンジニアに頼んだ方が早いといったこともあります。しかし最近のプログラマーやエンジニアは専門学校出ではなく高学歴の人が随分と増えてきているのも事実です。
そして何よりもテクノロジーの進歩の速さが懸念されるので、常に学習は必要です。
技術のスピード
IoTやVR、AIの技術、通信の技術はスピードが速く、通信の速さも既に4Gから5Gに移行されつつあります。対応の速さは半年~1年ほどで進歩しているのが現状です。若い脳はどんどん吸収していけますが、ベテランの技術者はこの辺の学習をどの程度吸収できるかが課題になりそうです。
サーバー環境は5年ほど前まではvagrant、その後はdockerに変わり、近年ではkubernetesと技術の進歩が目まぐるしいです。サーバー環境を学ぶことが必須要不可欠となります。
●フロントエンドの進歩
同じように数年前まではjavascriptもjQueryがメインだったのが、近年ではreactやvuejs、angularjsを使わないと時代遅れ。環境の変化にどうついていくかが課題になるでしょう。
フリーランスITエンジニアのための求人サイト
② フリーランス・ITエンジニアのための案件紹介サイト【TECH STOCK】
③ フリーエンジニア向け案件サイト【BTCエージェント】
④ Webアプリケーションエンジニア募集 【A8.net】
よりステップアップしたいあなたに
「年金」+「10万」という考え方
しかし、専門知識がある方ばかりではありません。サラリーマンをリタイアした後の人生を「楽」に少しだけ収入があったらという人も少なくないと思います。空いた時間を趣味にあてる。ほんの少し収入があるバランスの取れた環境を得られることが出来たならと考える人も多いことだと思います。
シニアのためのフリーランス・在宅ワーク
スキルがなくてもできるフリーランス案件
クラウドワークス
まとめ
60代は、現役時代にバリバリ働いてきた世代。
これからのビジネスの在り方にリタイアする方、また、フリーランスとして新たに学習し続けて邁進する方、人それぞれです。
しかし学びの場所も沢山あり、時間に拘束されることなく、働く場所も自由な選択ができるような世の中に変わってきました。
新たな道を開いていくのも、これからの時代に求められています。
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